カーナビ（ゴリラ）で動画再生

先日購入したNV-SB550DTは動画の再生にも対応している。ワンセグチューナーを内蔵し、予約録画も可能であるため、地デジを録画して見るなら本体で録画すればいいと当初は考えていた。しかし、NV-SB550DTのワンセグ予約は時刻指定の機能しかなく、番組表からの予約ができないため、かなり不便なものであった。リビングなどで録画した動画を再生できると、もっと便利であると考えた。

ゴリラで再生できる動画は、ホームページに形式が公開されていてる。再生できるビデオのビデオ形式の主な仕様は以下の通り。

動画をエンコードされる方なら分かると思いますが、この仕様は結構厳しい。ファイルサイズが512MBまでという点が特に注意が必要。要は、携帯で見る動画のレベル、というのが考えやすいと思う。

いくつか試したなかで、別の機器で録画した動画ファイルをゴリラ（NV-SB550DT）で見られる方法がありましたのでご紹介します。なお、ご紹介した内容をそのまま実行しても再生できる保証はありませんので、実行される際は自己責任にてお願いします。

また、NV-SB541DTなど、NV-SB550DTよりも前の機種ではH.264には対応していないため、以下の方法の一部は利用できない可能性がありますのでご注意する必要がある。

DIGAの「番組持ち出し」を利用する方法 †

番組持ち出し機能があり、SDスロットを搭載したPanasonicのDIGAがあれば、録画した番組をSDカードに書き込むことで、NV-SB550DTで再生できる可能性がある。我が家には　DIGA BWT510 があり、この方法をよく利用しています。

pt2などで録画したtsファイルを加工する †

既に入手困難なpt2ですが、もしお持ちなら、pt2で録画したデータをエンコードしてゴリラで再生する方法があります。

エンコードに使用したソフトは、「TMPGEnc Video Mastering Works 5」で、以下の設定でエンコードした結果、ゴリラで再生することが出来ました。

出力フォーマットに、「モバイル向けMPEGファイル」を利用し、ビットレートを2000以下、サイズを320x240、最終的なファイルを512MB以下になるように調整します。

ビエラ・ワンセグで録画する †

「ビエラ」と言っても、ポータブルタイプのビエラ。防水タイプはお風呂などでも利用できる。初代のビエラ・ワンセグ（SV-ME75）を持っており、ビエラ・ワンセグで録画したSDカードをゴリラで再生できた。

ただ、ビエラ・ワンセグも番組表からの予約ができないため、録画予約の使いにくさは変わらないため、車で四苦八苦するか、部屋で四苦八苦するかの違いかもしれない。

逆に、ゴリラで録画したSDカードもビエラ・ワンセグで再生できた。ワンセグ録画については、いろいろな機種で互換性があるのかもしれない。

ビエラ・ワンセグ

（画像はパナソニックのホームページより。）

失敗編 †

SDカードに録画できても、必ずしもゴリラで再生できるとは限らないので注意が必要である。

ビエラ　TH-L32RB3　でSDカードに録画 してもゴリラで見れない †

VIERA TH-L32RB3(発売日：2011年 9月 9日)という、SDカード対応、HDDとブルーレイを内蔵した機種を購入した。SDカードに予約録画できるが、録画したビエラ以外の再生ができないため、ゴリラに持っていくことはできなかった。一つ前の機種（RB2）では携帯用の書き出しが出来たようなので、新機種になってグレードがダウンしたようであった。購入する際は仕様変更に注意する必要があることを再度認識させられた。カタログには、「出来るようになったこと」は書いてあるが、「出来なくなったこと」は普通書いてない。結構高い買い物だったので、出来ないことが分かった時のショックは大きかった。まあ、良く調べずに買った自分が悪いのだが。

SDカードに録画できるので、ゴリラで再生できると思ったが、実際には、録画したviera以外の機種では再生できないという制約付きだった。

（画像はパナソニックのホームページより。）